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昨日の
ローマデルビーで、またもや観客席から物が投げ込まれ、主審の
ジャンルカ・パパレスタ氏の顔面に命中、軽症を負わせるという事件が起こりました。
このシーンを見て、多くの方が昨年9月の欧州CLグループリーグ、
ローマ×ディナモキエフ戦で、観客席からの投下物により主審の
フリスク氏が負傷、流血した時のことを思い出されたかと思います。この時は試合は没収、ローマの0-3の敗戦と認定されました。
この試合を知っている方は、まさかまた没収試合か?と危惧されたのではないでしょうか?私もその1人です。
しかし、パパレスタ氏は自分の傷が重いものではないことを確認すると、まるで何事もなかったかのように試合を再開、デルビーを最後まで遂行させました。
以前にもスタジアム付近で子供が死亡したなどというデマにより、中止となったこともあったローマデルビー。パパレスタ氏も自分の身の安全を考えるなら、ここで試合を没収させてしまっても良かったのですが、彼はそうはしませんでした。
イタリアカルチョに関わる者として、そしてデルビーを任されたジャッジとして、この試合を成立させなければいけないという責任感と、それを遂行する勇気をパパレスタ氏は見せてくれました。
90分を戦い、今回のデルビーは1-1のドローに終わりました。この試合のMVPは先制点を挙げたトッティか、それとも同点弾を決めたロッキということになるのでしょうか。しかし、この試合を最後まで体を張ってジャッジし続けたパパレスタさん、私はあなたに影のMVPを贈りたいと思います。
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テーマ:セリエA - ジャンル:スポーツ