A.C.シエナ情報ブログ “今日のSIENA”

7年目のセリエA、正念場。

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ACシエナ観戦記 (04-05 / Giornata 31゜-32゜)  ~52~

前回マッカローネの追加点によってローマに止めを刺し、2-0でシエナ勝利の笛が吹かれたところまででした。

意図しない結果に収まりの着かないロマニスタたち。私は彼らに目をつけられないよう肩をすくめて大人しくしています。

私のいるS席の人々は怒声を上げながら、次々と立ち去っていきます(やっぱり椅子やら壁やらを蹴りまくりながら)。例のカップルも、「残念だね」「どうしようもないね」なんて話していたのでしょうか、2人で帰って行きました。

一方ここから反対側の、わずか数百名のセネーゼ(=シエナ人)たちは、駆け寄ってきた選手たちに大喝采で応えていました。こんなおっかないところまで来て、本当に大変だったね。でもいいものが見れて良かったね。

そして両ゴール裏の、最も熱烈なティフォージたちは、いつまでもこの場を立ち去ることなく、ローマを鼓舞する歌を歌い、選手と監督たちの名を叫び、彼らを激励していました。

、という言葉がまさに相応しい姿でした。しかも盲愛、溺愛。私はこういう、愚かかもしれないけど、純粋な人間の気持ちというのを見せつけられると、もうそれだけで胸がいっぱいになってしまいます。私は試合よりもこのロマニスタたちを見ることができたことが収穫だったと思います。

しばらく彼らの姿を眺めてから、スタジアムを後にします。バス停までの道のりも何事か怒鳴り散らしながら歩いている人ばかり。きっとみんな今夜はヤケ酒をくらって、明日はろくに仕事にならないことでしょう。

テルミニ駅までのバスに乗り込みましたが、ここはローマ、バスの中も全員ロマニスタです。敗戦に意気消沈するロマニスタに囲まれ、私も仕方なく暗い顔をして見せます。

私のすぐそばにいた少年2人が、あそこは勝って、あそこは負けて、と今日の他の試合の結果を話していました。ひとしきり試合結果を確認して喋ることが無くなると少年の1人が窓の外を見つめながら“Roma Roma”を口ずさみ始めました。なんともいえず、眺めているこちらが淋しくなるような光景でした。勝利の喜びに満ちたシエナの町とは正反対の、首都のプライドを傷つけられた、敗者のせつなさを見ました。

ホテルに帰るともう夜の12時を回っていました。
帰り道、一週間チーズとトマトのイタリアの味つけのものしか口にしていなかった私は、唯一まだ開いていたマクドナルドでハンバーガーのセットを買って帰ってしまいました。

ドアを閉め、1人きりになってようやくシエナ勝利の喜びを噛み締めることができました。ハンバーガーを頬張りながら(ケチャップの甘みと脂っこいパテが美味い・・・安い舌です・・・)今日と、そしてこの1週間の旅のことを振り返ります。

これから少し寝て、明日は朝7時半の飛行機に乗るために4時起きです。いろんなことがありすぎて、もう半年やそこらイタリアにいたような気がします。とりあえず明日に備えて少しでも寝なくては・・・・・

続きはまた次回!
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