A.C.シエナ情報ブログ “今日のSIENA”

7年目のセリエA、正念場。

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ロドリゴ・タッデイ

一人重要な選手のことを忘れていました。
それは03-04シーズンのヒーロー、ロドリゴ・タッデイです。

タッデイはセリエB時代の02-03シーズンからシエナに在籍していたブラジル人のサイドアタッカーです。
しかし03-04シーズンを見る限り、彼のポジションはほぼトレクワルティスタでした。

突如としてゴール前に現れる彼のゴールによって、シエナはいったいいくつのゲームをものにしたことでしょうか。03-04シーズンのMVPは間違いなく彼でした。

しかしこの活躍によってローマに目をつけられてから、シエナとタッデイの蜜月は崩壊してしまいます。ローマ移籍を念頭に、契約更改を拒むタッデイと、移籍金0で放出するわけには行かず、更改を強要するシエナ。両者の関係は泥沼に陥りました。

会長のパオロ・デ=ルーカは、「ACシエナでプレーする気がないならバスケットチームでプレーすればよい(ちなみにシエナのバスケットチームはイタリア屈指の強豪)」と発言し、更改を受け入れないならタッデイを起用しないことを明言しました。

正直その強引なやり口はどうかと思いますが、それが彼一流のスタイルなのでしょう。

その後、裏でどのような取引があったのかは分かりませんが、冬のメルカートを迎える頃に両者は和解を遂げます。

晴れてチームへ帰って来たタッデイでしたが、半年間のブランクは彼から輝きを奪い去ってしまいました。その後も新監督デ=カーニオに意欲の低さを非難されるなど(おそらくローマへの移籍が決定していた彼にはすでに動機が欠けていたのでしょう)、チームに不和をもたらし続けたタッデイは、その頃にはすでにチームにいないも同然の選手でした。

最終節、押し込みながらも決勝点が奪えず苦しんだアタランタ戦で、タッデイは敵選手が倒れこんだまま起き上がらないのを見て、キープしていたボールをタッチラインに蹴り出してしまいました。
普通なら許容される(というより推奨される)フェアな行為でしたが、この切羽詰った状況でのその選択はあまりにも無神経でした。

それを見て激昂したイゴール・テュドルが彼に駆け寄り、咽喉元をつかんで何事か怒鳴りつけました。テュドルは身長193cm体重90kgの大男です。私はテュドルは彼の首をへし折るつもりかと思いました。

あわてて監督のデ=カーニオはタッデイをベンチへ下げました。タッデイがいかにチームの中で孤立していたかを示すエピソードだと思います。

タッデイはセリエA昇格を決めた03年の夏に、弟と二人で乗っていた車で大事故を起こしています。この事故で自らも重症を負ったそうですが、彼の弟は気の毒なことに帰らぬ人となってしまいました。

21歳で夭逝した弟を偲んで、タッデイは背番号を彼の享年と同じ21番に変えました。

シエナとの別れは後味の悪いものになってしまいましたが、初のビッグクラブ挑戦となる05-06シーズンでの彼の成功を祈ってやりたいと思います。
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